2024 05,03 06:46 |
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2007 10,24 02:25 |
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深夜、シャワーを浴びて、からだを拭いているときにふと、歌を口ずさんでいた。
JUDY AND MARYの「ジーザス!ジーザス!」。 「でもジーザス!ジーザス!彼はとーもだち…」 とともに、高校3年生のときに行ったボランティアのことを思い出してた。もう10年以上前の話。 ナホトカ号重油流出事故のときに福井県~石川県に行ったんだけど、そのころは「旅といえば自転車で野宿」という大変リーズナブルな青年だったので(そのときはさすがに電車で行ったんだけど)、昼に浜辺で重油をバケツリレーして夜はそのへんで寝袋にくるまって寝る…というボランティアなんだか浮浪者なんだかよく分からない生活をしていた。 1月終わり~2月だったと思うので、相当寒かったと思うんだけど、不思議と寒かったという印象は残ってない。 そのときに寝袋にくるまって、MDウォークマンでひたすら聴いてたのがJUDY AND MARY。 当時は飼い犬が死んで自殺することばっかり考えてた暗い青年だったので、ジュディマリMUSICのなかでも切なぁい曲を好んで聴いていた。 「冗談でぎゅーっと 一度だーけ抱きしーめて…」 うーん 切ない。 あのころ「やっぱり凍死が一番ラクかなぁ」と考えながら、寝袋にくるまって夜の浜辺を眺めていたときの情景が、まざまざとよみがえる。 体験的には、ずうっと中腰になってふるう、重油と砂を分ける篩が一番キツかったはずなんだけど。不思議と、ぬれた髪を拭くタオルの下で浮かぶまぶたの裏の光景はそんな、星明りに照らされた寂しい夜の砂浜。 「彼女をはじめーてみーたのはそう 8月のあつい日…」 29歳になったおっさんが口ずさむには、ちょっとせつな過ぎる、10年前の1月の思い出。 PR |
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